ベランダの放置は腐食に繋がります!
住まいのベランダは、洗濯物を干す以外にも、ガーデニングや景色を楽しんだりリラックススペースにしたりと、活用方法が広がっています。ベランダの手入れをせずに放置してしまうと、雨漏りが起こりやすく、ひいては住まい全体の腐食に繋がることをご存知でしょうか。今回は、ベランダを放置する危険性について紹介します。
■ベランダは雨漏りになりやすい
以前、(https://xn--lck6b300s.com/blog/20210524151505-788/)でも紹介しているように、ベランダは住まいの雨漏りの原因として多い箇所です。
ベランダは、住まいの2階以上の場所であり、建物から外面に張り出しています。そのため、紫外線や雨などが当たることで経年劣化しやすく、防水層も劣化しやすい箇所です。
防水層とは、ベランダの下地と塗装部分(トップコート)の間にある層を指します。経年劣化により、トップコートにひび割れなどが起こると、そこから水分が入り込み、防水層の機能が弱くなってしまうことで雨漏りが発生するのです。
また、ベランダやバルコニーに取り付けられている笠木が、雨漏りの原因になることもあります。笠木とは、外周に設けられた手すり壁をカバーするための仕上げ材を指します。笠木の内部に水分が入り込むと、階下の部屋で雨漏りが起きるおそれがあるのです。
■ひび割れを放置するとどうなるの?
ベランダにひび割れを見つけても、小さいひび割れだからと、そのまま放置してしまうと、どのような状態になってしまうのでしょうか。
▶木造住宅の場合
木造住宅の場合は、ひび割れ部分から水が入り込むことで、木材の腐食が進みます。ベランダの笠木の劣化により、ひび割れがさらに悪化することもあります。
ベランダのひび割れが原因で、1階部分まで雨漏りが発生している場合は、カビや腐朽菌が発生し、内部の木材の腐食も相当進んでいる可能性が高いのです。場合によっては、シロアリが発生するケースもあり、住宅を構成する木材の強度や耐久性が大幅に低下します。この状況では、建物自体に影響が出て、最悪の場合建物が傾くことがあります。
▶鉄筋住宅の場合
鉄筋住宅は、梁や柱などに鉄筋コンクリートを使っていることから、木造住宅よりも頑丈で強い構造です。耐火性や耐震性に優れているため、雨漏りについても木造住宅より強いと思われる方がいらっしゃいますが、実際は異なります。
ベランダにひび割れが起こると、その箇所からコンクリート内部に雨水が入り込みます。この雨水と空気によって、鉄筋が少しずつ酸化を起こし、錆が発生してしまうのです。鉄筋は、錆により膨張する性質があり、ひいては住宅の骨組み部分を破壊してしまうことにつながります。こうして、鉄筋の劣化と腐食はさらに進み、コンクリートの強度が低下してしまいます。
特に、梅雨の時期などは、雨水が入り込みやすくなることで、腐食が進むスピードも速まります。ひび割れを始めとした劣化の症状を見つけたら、早めに対策をとりましょう。
■こうなる前に防水工事を!
これまで紹介したように、ベランダのひび割れを放置することは大変危険であり、ひび割れが起こる前に防水工事を施しておくと安心です。防水工事を行うには、施工実績の多い専門業者に依頼することが大切です。
板橋区を拠点に、ベランダの防水工事を行うツカ建では、腐食したベランダの補修工事経験も多数あり、これまで東京を中心とした関東一円のお客様に多くご利用いただいております。(例:https://xn--lck6b300s.com/blog/20210402212830-696/)
最も大事なのは、腐食しないよう早めに防水工事を行うことです。防水工事のご依頼や、普段のメンテナンスのアドバイスなど、防水工事のプロが対応いたしますので、ぜひツカ建へお声がけください。
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