ポリマーセメント系塗膜防水の種類と特徴を比較!あなたに最適な防水材はどれ?

query_builder 2023/10/30
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皆さん、こんにちは。東京都板橋区に拠点を構える防水工事や外壁塗装、水回りのリフォーム工事などをおこなう株式会社ツカ建です。

 

防水工事を行う際、さまざまな素材がありますが、どこにどの素材を使うのかは素材の特徴をしっかり把握しておかなくては決めることができません。本記事では、ポリマーセメント系塗膜防水材について詳しく解説します。

 

ポリマーセメント系塗膜防水材の種類や特徴、どういった時に使用するべきなのかも紹介するので、防水工事絵を考えている賃貸物件のオーナー様だけでなく、個人宅で防水工事を考えている方もぜひ、参考にしてみてください。

 

 

 

■ポリマーセメント系塗膜防水材とは?


 

ポリマーセメント系塗膜防水材とは、約30年程度の歴史がある塗料であり、エマルション(ポリマーセメント系塗膜防水専用)とセメント材や骨材を含むパウダーを適切に調合することによって作られる防水材のことです。

 

有機溶剤を含まないという点から環境に配慮した防水塗料として知られています。また、火を使わずに施工できる点から、作業員も安全に防水工事を行うことができるのもポイントといえるでしょう。

 

施行範囲が広いのもポリマーセメント系塗膜防水材のメリットであり、複雑な形状の部位にも対応できる点もメリットといえます。

 

その他、耐久性に優れている点が魅力的で、補修も気軽に行えるので補修にそこまでの費用がかかりません。せいぜい5~6年に1度程度、塗り直しをするだけで補修作業が完了します。

 

 

 

■ポリマーセメント系塗膜防水の種類と特徴


 

ポリマーセメント系塗膜防水には、AタイプとBタイプがあります。それぞれタイプごとに特徴があり、適した仕様や工法が異なるため、注意が必要です。

 

物件によりあっているタイプを使用することで、物件を長持ちさせることもできるでしょう。ここでは、ポリマーセメント系塗膜防水の種類とそれぞれの特徴について詳しく解説します。

 

 

・Aタイプ

ポリマーセメント系塗膜防水Aタイプは、主に地上部分を塗装するときに使用します。ベランダや開放廊下、階段などの防水工事を行う際に使うもので、個人宅などでもベランダの防水をしたいというときに使用されます。

 

広範囲に塗ることができ、ローラーや刷毛、こてなどで均一にむらなく塗ることが大切です。乾燥するまでの時間は、気温や日照条件、風の具合などによって左右されます。

 

 

・Bタイプ

ポリマーセメント系塗膜防水Bタイプは、水槽や地下外壁などに使用されます。水槽内部に塗装した際には、2回の施工と7日以上の養生が必要ですが、気温が低い場合は養生日数を増やすなどの対応が必要です。水張りを行う前に硬化状態をよく確認しなくてはなりません。

 

 

 

■ポリマーセメント系防水材はどういった時に使う?

 


ポリマーセメント系防水材にはさまざまな利点があるのは間違いありませんが、どういった時に使用するのかといった点も把握しておく必要があります。

 

たとえば、下地がボロボロだったり、下地が湿っていたりすると使えるのかどうかを把握しておかなくてはなりません。ここでは、ポリマーセメント系防水材がどういった時に使用できるのかを詳しく解説します。

 



・勾配があるところにも使える

ポリマーセメント系防水材は、凹凸があるところだけでなく勾配があるところでも使用できます。塗料は勾配があるところでは、ムラなく綺麗に塗ることが難しいものです。

 

ムラができてしまうと、仕上がりが綺麗とはいいがたくなってしまい、見た目が良くありません。それだけでなく厚いところと薄いところができてしまうと、肝心の防水に支障が出る可能性もあります。

 

そのため、できるだけ接着が安定していてダレない素材が望ましいものです。しかし、ポリマーセメント系防水材にはセメント系のパウダーが配合されているため、勾配があるところでもダレにくいという特徴があります。

 

そのため、勾配や凹凸が多い場所ではおすすめの塗料といえるでしょう。もちろん平地でも使用でき、滑らかな仕上げにすることができるので重宝されます。

 

 

・下地のコンクリートがボロボロでも使える!

ポリマーセメント系防水材は、下地がボロボロになっていても使用できる点がポイントです。防水工事をしたくても下地がボロボロでは、難しいものです。とはいえ、あまりにボロボロだとシーリング材やパテを使用してもどうしようもない、といったこともあります。

 

年数が経過している建物は、根本から直すことは難しく、かといって下地がボロボロのままにしておくこともできません。何とかして防水工事をしなければ、と考えている賃貸住宅のオーナー様も多いでしょう。そういった時に活用できるのが、ポリマーセメント系防水材です。

 

下地調整にポリマーセメント系防水材を使用することによって綺麗な仕上がりを実現できます。「下地がボロボロだから無理だろう」と決めつけることなく、まずは一度防水工事専門の会社に問い合わせてみましょう。

 

 

・臭気を気にするところでも使える

臭気を気にするところでも使えるのも、ポリマーセメント系防水材の特徴です。稀釈材やシンナー系の素材を使用すると、どうしても臭いが気になるものです。

 

特に住宅密集地では、臭いが酷くなると近隣に迷惑が掛かってしまうでしょう。かといって、防水工事をしないという選択肢はありません。そういった時にも問題なく使用できるのが、ポリマーセメント系防水材です。

 

エマルションが主成分となっているため、水性塗料で環境にやさしいのが魅力の塗料となっています。臭いが少ない点もよく、住宅密集地だけでなく、病院や学校などでも使用できるのがうれしいところです。

 

臭いが気になると困る、というところでの防水工事にはうってつけの素材といえるでしょう。その他、環境にやさしい素材でなければ困るといった場合にも、ポリマーセメント系防水材が使えます。

 

 

・湿った下地でも使える

湿った地下でも使用できるのも、ポリマーセメント系防水材ならではといえます。なぜなら、ポリマーセメント系防水材は安定した接着力を持っているからです。

 

そのため、湿っていて接着が良くない場所であっても他の塗料よりは使えるでしょう。液体での使用のため、凹凸がある部分にも使用でき、シームレスなので仕上がりにはつなぎ目がない点もうれしいところといえるでしょう。

 

つなぎ目がないということは美観に優れているということであり、人目に触れるさまざまなところで使用できます。そのため、床や壁、ベランダだけでなくサッシ回りなどにもよく使用される素材といえるでしょう。

 

耐久性にも優れているため、長持ちするのも人目に付くところに塗れる条件の一つです。また、もし美観や耐久性が損なわれたとしても、最上層の膜を塗りなおすだけで対応ができるため、メンテナンスがしやすいのもポリマーセメント系防水材が外の美観を保ちたい部分で使用されるのは、当然といえます。

 

 

 

■まとめ


 

本記事では、ポリマーセメント系防水材について詳しく解説してきました。ポリマーセメント系防水材は、廊下や階段、ベランダなど防水が必要なところには多く使用されている素材で、耐久力にも優れています。

 

何よりも下地がボロボロだったり湿っていたりしていても使えるのは、ポイントが高いです。そのため、防水工事を行うならポリマーセメント系防水材がおすすめです。

 

東京都板橋区を中心に関東で防水工事の依頼を承っている株式会社ツカ建は、防水工事や水回りリフォームなどを行う専門業者です。住まいや周辺環境において、悩みや相談があるならぜひ相談してみましょう。

 

住まいの周辺環境やお悩みに合わせて、お客様に合った最適なメニューをご提案できるのが強みです。

 

賃貸物件をお持ちのオーナー様や戸建て・マンションをお持ちのお客様など幅広く対応できる会社で、雨漏りの補修や部分工事などに対応できます。現地調査や見積もりの作成は無料となっているため、特に雨漏りなどで困っているならぜひご相談ください。

 

もちろん小規模な水回りのリフォーム工事にも対応可能なため、雨漏りに困っている、ちょっとした部分を治してほしいけど大丈夫だろうかといった方は、ぜひツカ建にお任せください。


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