FRP防水とは?施工方法や耐用年数などわかりやすく解説!

query_builder 2023/08/23
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皆さんこんにちは。東京都板橋区を拠点に、埼玉・千葉などの首都圏で水回りリフォームや、外壁・内装工事、屋根工事・サイディング工事を手掛けている株式会社ツカ建です。

 

住宅や建物にとって、多くのトラブルの原因となるのは、建物内部への水の浸入です。近年、大雨や大型台風が増加していることもあり、ご自身のお住まいに雨水が侵入して、雨漏りを起こさないか心配に思われる方もいらっしゃることと思います。

建物を水の被害から守るために重要なのが「防水工事」です。防水工事には、用途や使用場所に合わせて、様々な工法から選択します。その中でも今回は、軽量で強靭、短期間で施工可能な「FRP防水」について解説します。

防水工事の種類については、過去のブログでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

防水工事の種類は何がある?耐用年数や工法の選び方をご紹介

 

 

 

FRP防水とは?特徴や種類を紹介

 

 

FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の頭文字をとった略称で、下地にポリエステルやビニルエステルの液状樹脂を塗布し、ガラス繊維で強化したプラスチックを指します。自動車のボンネットや一般住宅のベランダやバルコニーなどで広く使用されています。

FRP防水は、1970年代に開発された工法です。液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。出来上がった防水層は、優れた防水性能を発揮します。

この強靭な防水層を形成することが出来る特徴を生かし、浴室のバスタブにも広く利用されています。屋上駐車場など広範囲に施工しても、軽量なため建物への荷重負担を最低限に抑えることができます。

 

非常に軽量であること、耐久性、耐熱性、耐荷重性、耐食性、耐候性に優れていることなどたくさんのメリットを持った素材です。

また、塗膜の硬化速度が速く、コストパフォーマンスに優れていることも広く利用されることになった要因と考えられます。

 

 

 

 

FRP防水のメリットとデメリットとは?どんな人におすすめ?

 

 

FRP防水のメリットとデメリットは下記の通りです。

FRP防水の特徴やメリット、デメリットについて解説します。

 

 

・メリット

FRP防水の主なメリットは下記の4点です。それぞれについて詳しく説明します。

 

∟高い防水性!

建物の屋上やベランダの防水だけでなく、浴室のバスタブやプール、水槽、宇宙ロケット、船舶などで使われるほど、高い防水性能を持っています。継ぎ目のないシームレスな防水層となるため高い防水性能を発揮します。

 

∟丈夫!

繊維強化プラスチックを利用しているため、硬くて丈夫な仕上がりで耐荷重性や耐摩耗性に優れています。植物の根に対する貫通抵抗性が高いほか、車両の走行にも耐えられる強靭さを持っているため、屋上の防水工事に適しています。

 

∟軽量!

一般的な仕様で、35kg/㎡と他の防水工法と比較して非常に軽量です。建物に負担が掛けづらいので、築年数の経過した住宅など、大幅な荷重増加を避けたい建物でも施工可能です。

 

∟工期が短い!

硬化するまでの時間が非常に速いため、何層も塗り重ねる仕様でも1日から2日で施工可能です。リフォームの場合、施工期間中は当たり前のことながら立立ち入り禁止になります。商業施設など、施工する箇所を何日も封鎖されては困る場合、でも短期間で施工可能です。また、安定した品質の確保や職人の人工代の節約、悪天候によって工期が延びる影響を最小限に抑えることができます。

 

 

・デメリット

主なデメリットは下記の4点です。それぞれについて詳しく説明します。

 

∟費用がやや高い

FRP防水は、ウレタン塗装やシート貼りによる防水工事よりも費用が掛かります。1㎡あたり500円~1500円ほど割高です。

 

∟木造では使えない場合もある

躯体が伸縮を起こしやすい木造住宅の場合、躯体の動きに追従できずヒビ割れが入ってしまうことがあります。そのため、木造建築の場合、広範囲での施工は難しく、バルコニーなどの10㎡以下の限られたスペースでのみ選択されます。

 

∟紫外線に弱い

プラスチック素材のため、紫外線に弱い傾向があります。そのため、トップコートと呼ばれる保護塗料を塗布して表面を保護することは必要不可欠です。トップコートも数年経つと劣化を起こすので、定期的なメンテナンスが必要です。表面にひび割れが起きた場合、トップコートの割れであることが大半ですが、ひび割れ発生部位がトップコートであるか、FRP防水層であるかをしっかり確認してから対処しましょう。

 

∟メンテナンス間隔が短い

FRP防水層の劣化を防ぐためには、57年ごとにトップコートの塗り替えが必要です。

どの防水工事においても同様ですが、適切なメンテナンスを怠ると、下地に水が回ってしまって構造材を劣化させたり、断熱材を濡らしてしまったりといったトラブルを引き起こし雨漏りの原因にもなります。一度、建物内部に水が入ってしまうと修繕が広範囲に及ぶ場合もあるので、早めの点検とメンテナンスを行って、建物を守るようにしましょう。

 

 

 

FRP防水の施工方法や耐用年数は?

 

 

FRP防水工事は下記のような手順で実施されます。

 

 

床面の清掃

防水面と立ち上がり部分を清掃して、汚れやゴミの付着による浮きやしわ、密着不足を防止します。

 

 

②プライマー(下塗り材)の塗布

防水層をしっかり密着させるために、接着剤の役割を持ったプライマーを塗布します。

 

 

③シート状のFRPを敷く

FRPを敷き込み、シート内の気泡を丁寧に除去します。

 

 

④ポリエステル樹脂で固める

防水用のポリエステル樹脂を塗布して固めます。

   ~④の工程は23度繰り返して、重ね張りする

 

 

⑤トップコート(表面保護の塗料)を塗る

最後にトップコートを塗布して、防水層を紫外線から保護します。

 

FRP自体の寿命は約10~12年です。施工して5~7年経過後にトップコートの塗り替えを行いましょう。寿命である1012年は、使用している外壁材や塗料にもよりますが、建物の外壁塗装のタイミングと同時になることも多くあります。建物の再塗装とFRP防水の再施工を行うこともススメです。

 

 

 

■まとめ

 

 

FRP防水の施工手順やメリット、デメリットを含めた特徴、メンテナンスや寿命について解説しました。

 

人や車が頻繁に出入りする場合、施工場所に重量物を設置する場合、工期を短縮したい場合などは、FRP防水は最もおススメできる工法です。他の防水工事に比べて、費用は掛かりますが、耐久性と防水性を重視して工事を行いたいという場合、ぜひ一度検討してみてはいかかでしょうか。

 

株式会社ツカ建は、東京都板橋区を拠点として関東一円で防水工事や水回りリフォームを手がけています。

 

豊富な知識と高い技術力を持ったスタッフが丁寧な現地調査の上、お客様のご予算とニーズに合わせたご提案をいたします。質の高いサービスや多くの施工実績を持っているので安心してお任せいただくことができます。

初回のご相談から工事実施、メンテナンスまでワンストップで対応させていただくためスピーディな対応が可能です。

また、水回り工事だけでなく、塗装工事、内装工事、各種補修工事、修繕工事、リノベーション工事まで幅広く対応可能ですので、心配されている箇所だけでなく、お住まい全体を確認し、今後必要となるメンテナンスのスケジュールについてもアドバイスさせていただきます。

今回ご紹介したFRP防水工事にご興味がある方、ご自宅の防水の状況が心配な方だけでなく、水回り工事やお住まい全体でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。


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